9th Grandmaster

Nakamura Tenshin
(中村 天心)

昭和18年、東京都三鷹市に生まれる。
幼少時より柔道、空手、居合、柔術などの諸流儀を学んだ後、天心流兵法を三代に亘り継承していた第八世石井清造師家と出会う。

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二本指しの上士の剣である事、また既に高齢であった石井先師の動きの精妙さ、そして技の精巧な理論に心酔し入門する。

修業の後、先師に認められ天心流兵法第九世師家を継承。
その後は石井先師の言葉に従い「兵法塾」を自宅にて開き指導を開始すると共に、大道芸を通じ日本各地を旅し、先々の土地にて古流伝承者と交流しその武藝を学び、さらに研鑽を積む。


しかし早くに妻を亡くし、育児と仕事のため指導を縁故者のみとし、体系だった指導を長く中断する。
定年退職後、門戸を開放して、縁故者以外にも天心流の指導をはじめる。


平成二十四年二月十一日、高弟の鍬海政雲に天心流兵法第十世を継承するが、現在も鍬海の指導を見守り、天心流継承を続けている。
なお天心は石井先師より授かった武号である。